新島村ふれあい農園

白砂、潮風、そして島人たちが育てた新島の農

島の農というとあなたはどんなイメージを描きますか? そっと目を閉じて想像してみてください。

新島での農作物は白い砂地で育てられます。
砂地は肥料分や水分を保つ力が弱い半面、旨味の強い丈夫な農作物を育てることができる長所があります。
その長所を引き出すため、森に積った落ち葉を堆肥に、また海からもたらされる海藻や魚のアラを肥料につかう
この地ならではの土づくりの伝統が新島には残っています。

また新島に降る多量な雨は、森の木々をつたい砂地に沁み込み、地下に豊な水瓶をつくります。
離島では珍しいこの地下水と、燦々と降り注ぐ強い太陽光、そしてたくさんのミネラルを含んだ潮風が健康な農作物を育みます。

確かに新島は、夏から秋にかけて台風に襲われ、冬には強い西風が何日も吹き荒れます。
しかし農には厳しいこの地の自然条件をうけいれ、時には地域の資源とし、
それに合わせた栽培のありかたで特色的な作物づくりを行う・・・
それが、ここに暮らす島人たちが長い年月をかけ作り上げてきた新島の農の姿でしょう。

そして、この先人たちが育てた新島の農の姿をみつめ、
これからの新島の農のあり方を創造し試みを重ねていくところ、それが「新島村ふれあい農園」です。

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