わか小だより
平成１７年１月１３日
３４０号
| 人生二度なし 校長 新しい年が明けた。今年こそ内外共に平和な年であることを祈る。 三十年余りの教職生活の私の結論は、「子どもが悪いのではない」ということである。子どもの教育の責任は、子どもを取り巻くすべてのものにある。とりわけ、保護者、学校（教員）、地域の子どもに及ぼす影響が大である。従って子どもの教育を考える前に大人である自分自身が問われるのである。親である自分は、担任である自分は、子どもに手本となるような生き方をしているか。子どもにがんばれという前に自分自身が努力しているか。子どもから学ぶということの意味がここにある。子どもは大人の鏡である。大人である自分の至らなさが子どもに表れてくる。子どもを育てるということは、自分を育てることである。子どもを育てていると思っていても実は、子どもから育てられている自分を発見する。子育てということは、そういうことである。教育が共育と言われる理由がここにある。 では、親として教師として地域の先輩として求められることは何か。それは、一言でいうと「人生二度なし」を自覚することである。人間として生まれてきた人生もいつか必ず終わりがくる。八十年生きたとしても、約二万九千二百日である。明日がある、明日がある、と思っているといつか必ず明日がない日がくる。人間、明日がないと思うと一日をうかうか過ごすことなどできない。一日に全力を尽くす。人生二度なしを自覚するということは、このことである。今日で終わり、今日しかない、そういう思いで生きている親や教師に育てられる子どもは、きっと自分の夢や目標に向かって一心に努力する子どもに育つと思う。親や教師の役目は、子どもの心に灯をともすことである。▼ 四国、松山に坂村真民という九十六歳になる詩人がいる。毎朝三時に起きて近くを流れる重信川の岸辺に行き詩を書いている。この真民先生の生き方は正に人生二度なしである。 二度とない人生だから 坂村真民 二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう 一羽の鳥の声にも無心の耳を傾けてゆこう 二度とない人生だから 一ぺんでも多く 便りをしよう 返事は必ず書くことにしよう 二度とない人生だから まず、一番身近な者たちに できるだけのことをしよう 貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう 二度とない人生だから つゆぐさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い 足をとどめてみつめてゆこう 二度とない人生だから 戦争のない世の実現に努力し そういう詩を一篇でも多く 作ってゆこう 私が死んだら あとをついでくれる 若い人たちのために この大願を 書きつづけてゆこう （紙面の都合で一部掲載） 教室の窓から 新年にあたり、高学年の目標を紹介します。 ◎三学期の目標 三学期に一番がんばりたいことは、マラソン大会でいい記録を出すことです。 二番目はお楽しみコンサートです。リコーダーで、「星笛」という曲をふきます。 三番目は、漢字検定に受かるように練習することです。 五年 U.R 三学期にがんばりたいことは、マラソン大会です。去年は本番中お母さんにおいかけられたけど、今年はおいかけられないようにしたいです。今年は、四周なのでがんばりたいです。 楽しみなことは、体育でやるサッカーです。私はサッカーが好きなので、とても楽しみです。 五年 M.M ◎今年の目標 ] 私の今年の目標は、本をたくさん読むことです。自分の決めた本を読み切りたいです。 また、あと少しで中学生なので、英語や数学などやったことのない教科についてもがんばりたいです。 六年 O.N 私の今年の目標は二つあります。一つ目は、漢字を使うことです。今年中学生になるので漢字はますます大事です。だから勉強して覚えたいです。二つ目は、くいの残らないようにすることです。小学校生活が最後なので一日一日を大事にしていきたいです。 六年 M.M 私の今年の目標は、二つあります。一つ目は、小学校にいる間が残り少ないので、風邪をひいて楽しいことが出来なくならないように健康に過ごすことです。二つ目は、中学校に行ったら、もっと積極的に言いたいことをちゃんと言えるようにしたいです。色々なことにチャレンジしたいです！ 六年 Y.M |
１日（火）始業式、大掃除
１２日（水）給食開始、業間持久走開始
１３日（木）体育館清掃
１４日（金）身体測定（低中）
１６日（日）身体測定（高）
正月参観・親子レク
１７日（月）振替休業日
１８日（火）学力調査（５年）
１９日（水）研究会のため４・６年以外給食終了後下校
２０日（木）庭はき
２１日（金）新島地区作品展（〜２４日）
２３日（日）駅伝・ロードレース大会
２４日（月）英語講師Mr.Takeda来校、委員会
２５日（火）児童集会（低中）
２７日（木）花壇整備
２８日（金）若小会議
※予告無しの避難訓練があります。